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2006年3月3日(金) Page2

(12) ハドリアヌスの門  (13) ゼウス神殿  (14) ザッピオン国際展示場


(12) ハドリアヌスの門

ディオニッソス劇場から東に歩き、本日2番目の名所ハドリアヌスの門(Πυλη του Αδριανου ピリ トゥ アドリアヌゥ)へ到着。
ここは古いギリシャと新しい(ローマの)ギリシャとの境目らしい。平安京の西と東みたいなもんかな。どちらにせよ、今は街の中であるけれど。

ハドリアヌスの門

↑内側から見たハドリアヌスの門

 

門の表と裏にはそれぞれ文字が彫られているそうだが、遠くてよく見えなかった。たしか「こっちはテセウスの都市」「こっちはハドリアヌス帝、ローマの都市」とかそんな文句じゃなかったっけ。
テセウスはギリシャ神話の英雄だが、Theseusと聞くとどうしてもシェイクスピア『夏の夜の夢』の方を思い出してしまう。あの作品も舞台は一応アセンズ(アテネ)だから、まぁいっか。

門の文字

↑かろうじてΑΘΗΝΑΙ(アテーナイ、アテネ)だけ読める

 

門に見とれて上ばかり見ていたら、地面の穴ぼこで足を捻ってしまった。皆さん気をつけてください。

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(13) ゼウス神殿

ハドリアヌスの門のすぐ近くに、ゼウス神殿(Ναος του Διος ナオス トゥ ディオス)地下鉄をアクロポリ駅(Ακροπολη)がある。かつては偉大な神殿だったらしいが、今は柱しかない。ほんとギリシャって柱だらけだよなー。
ここには世界7不思議の一つ「超巨大ゼウス像」があったらしい。タイムマシンが出来たら是非見てみたいものの一つだ。

ゼウス神殿

↑ゼウス神殿全景

 

コリント式

↑繊細なコリント式彫刻

 

倒れた柱

↑倒れた柱も残されている。伊達巻みたい

 

ゼウス神殿は中には入れないが、周りをぐるりと一周することができるので、自分の好きな角度から眺めることができる。なお、前より裏の方が神殿をより近くで見られる。

 

柱群

↑柱と空のコントラストが美しい

 

余談だが、ゼウス神殿にもやたらに犬がいて、自然の本能の赴くまま遺跡を走り回っていた。あの犬たちはどこから来るのだろう。エサとかどうしてるのかな。

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(14) ザッピオン国際展示場

ゼウス神殿からさらに東に歩くと、ザッピオン国際展示場(Ζαππειο)がある。ここは、よくわからないけど、何か展示しているところのようだ。有明とか東京ビッグサイトのようなものなんだろうか。
なぜよく分からないかと言うと……

ザッピオン

↑ごらんのように、改装中。

 

ザッピオンの像

↑像もぐるぐる巻きで、無残。

 

もっと近づいて写真を撮ろうとしたら、足場の上にいたお兄さんに口笛で注意されてしまった。確かに火花散ってたしなー。でも日本だと普通ロープ張っとくのに、何も囲いしていないのはギリシャ流か。

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