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2006年3月10日(金) Page1

アテネ〜バンコク  バンコク〜成田
アテネ〜バンコク

16:35アテネ発バンコク行き TG 947便はアテネを発ち、一路バンコクへ。また十数時間のフライトだ。飛行機自体は行きと同じだが、今度は日本人が多い。

中ではまたハリー・ポッターをやっていた。映画館で観たのに、リスニング力強化だと言って熱心に見始める同行者Α。同行者Βは疲れたのか、さっさと寝入ってしまった。私はひたすらペーパーバックを読む。どうせバンコク〜成田で寝れるから、今のうちに起きておこうという魂胆である。(この作戦は失敗だったのだけど)

 

飛び立ってすぐに、同行者Αが先程購入したウゾ味グリークディライト(λουκουμι με ουζο ルクーミ メ ウゾ)を開けて見る。粉に包まれて出てきたのは、5cm角はあろうかという巨大なゼリー! 粉が飛び散るからそれを一気に口に含んだが、甘さとネトネト感とウゾの風味で吐きそうになった。もっと小さければいいのに。これをあと2箱買ってしまったから、片付けるの大変そうだ。前食べたのはもっと小さくておいしかったのに。トルコとギリシャでは感性が違うようだ。
食べた感想はこちらをご覧下さい。

ウゾ味グリークディライト

↑ウゾ味グリークディライト

 

機内食は食事2回、おやつ1回だった。(食事をクリックすると「奇食<機内食>」で写真が見られます)
おやつ:ナッツ(辛め)
夕食:フィッシュ&パスタ/ポーク&ライス
朝食:パンケーキ/オムレツ

夕食はアテネ積み込みだけあって、普通の洋食の味付けだった。
朝食はみんなパンケーキを希望したのだが、私でちょうどなくなってしまい、残り2人はオムレツで我慢することに。ところが、パンケーキをあけてみたらチーズしか見えません。チーズオムレツが嫌だからわざわざパンケーキにしたのに、チーズ漬けじゃ意味がない。朝からこんなの食べたら吐く。てなわけで隣の同行者Αと交換してもらった。

 

途中乱気流を通過してシートベルトのサインがついたこともあったが、ひとまずは無事バンコクに到着。幸い、「安全のしおり」に描かれているような事態にはならずに済んだようだ。

安全のしおり

↑手書き感たっぷりの「安全のしおり」

 

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バンコク〜成田

予定通りバンコクに到着。これで第一関門は突破したわけだ。あとはここでトランジットさえすれば、また日本の土が踏める。乗り換えるのはバンコク7:40発成田行き TG676だ。やっぱり2時間くらいしかないが、大体要領はわかってるので行きのように焦る必要もない。

バンコクの朝

↑機内で朝焼けが見られるかと思ったら、もう日が出てしまった

 

バンコクに来てしまうと、もうギリシャ文字はない。代わりに溢れるのはタイ文字。

非常口

↑謎の物体に追いかけられる「非常口くん」

 

免税品店は延々と続くけど、バーツを持ってない我々には用のない話……と素通りしかけたとき、目に入ったのは「VISA使えます」の文字。クレジットカード使えばいいんじゃん! 念のためレートを確認すると、1バーツ=0.3円(2006年3月10日現在)。てことは、100バーツ30円か。DVDが数百バーツで売ってるから買おうかと思ったが、字幕がタイ語でしか出ないことに気付いてやめた。代わりに、奇食ぽいお菓子を色々買ってきた。
その間同行者たちはというと、エネルギッシュに買い物をする私に呆れていたようだ。だって安いんだもん。日本じゃ398円はするようなドライフルーツが100バーツ(30円)だったら、そりゃ買い込むでしょ。きっとこれがトランジットの醍醐味なのね。
〈2006年6月20日追記〉 タイの菓子の感想はこちらをご覧ください。
奇食〈お菓子編6 タイの菓子色々1〉
奇食〈お菓子編7 タイの菓子色々2〉

タイ菓子

↑タイの伝統菓子。
説明に「これは〜で造られているに違いない」と書いてある。自分で作ったのになんで推定形なんだ。

 

バンコクで予想外に荷物が増えてしまったが、元々手荷物1個だったのでセーフ。尤も、免税品の袋に入ってれば何個でも持ち込めるというウワサもあるが……。

ゲート前待合室に入ろうとしたら、そこの入口で搭乗券のチェックをやっていた。中で座りたいなら券を出せということか。でも、待合室の中にはトイレがないけど、途中で行きたくなったらどうするんだろう?

またぼーっとCNN観てたら搭乗時間が来た。ちゃっちゃと乗り込み、寝ようと思ったが、あてが外れた。機内が今までとは違い新しく広く、そして何より個人用TVが備え付けてあるのだ。今回は真ん中の座席で空が見えないが、テレビがあればそんなんどうだっていい。

個人用テレビ

↑個人用テレビつきの立派な座席

 

もしやと思い、手元操作を見たら十字キーがある。ゲーム付きの機体だ。東京行きのお客さんは尊重されてるのだな。
ほんとはこの機内でぐっすり眠るつもりだったが、せっかくゲームがあるので遊ぶことにする。任天堂のゲームが色々入っており、「ポケモンでパネポン」というゲームにハマって3時間くらいやっていた。ただ欠点は音楽が変わらないこと。Dr, MarioだろうとSuper Mario Bros. だろうと、イヤホンから流れるのはタイのまったりとしたポップス。楽しみが半減だ。

機内食は(食事をクリックすると「奇食<番外編>」で写真が見られます)

朝食:フィッシュ/スクランブルエッグ
軽食:アップルパイ

朝食はアテネ→バンコク行きで食べたばかりなのにまた出てきた。やっぱりトランジットのことは何も考えてないな。朝食はいちばんしょぼいだろうから、どうせなら昼食を出してくれればいいのに。
しかも朝食でまた困った。フィッシュはなんの魚介類が出るか分からないから卵にしたら、卵の上にエビが! 取ればいいんだろうけど、中に入ってないとも限らないので魚にした人と取り替えてもらった。

ゲームに熱中してる間に飛行機は下降体制に入り(4時間半なんてあっという間だった!)、成田に入るために旋回をし始めたが、そのあたりでなんだか気持ち悪くなってきた。揺れの感覚が、遊園地の「海賊船」の下降する感じにそっくりなのだ。このままだと酔いそうなので、酔い止めを飲んでから寝た。

タイは鳥インフルエンザの規制に引っかかるとかで、降りるちょっと前に質問票を書かされた。風邪のせいか喉が痛かったのでそこにマルをつけておいたが、税関で特に検査などはされなかった。どうせ次の日寝込むんなら「体調悪いです」と言って無料治療でも受けてくりゃよかった。

国際線到着表示

↑TG676便は無事に到着しました

 

帰りは同行者たちと安くいける道順で帰る。日本は小雨が降っていて寒いし、京成津田沼→津田沼の乗り換えは道がよく分からない上暗くて迷いそうになる。途中座れたら全部寝て、家に帰ったらほとんどバタンキュー、次の日(土曜日)は風邪と疲労がひどくて一日中寝込むハメになった。帰国してから燃え尽きたが、楽しかったから、ま、いいか。

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